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ヤフーのInternal Hack Dayに参加しました

こんにちは。
宿泊事業本部のいがにんこと山口です。id:igatea

去年同様ヤフー社内で毎年開催されているハッカソンイベント「Internal Hack Day」が先日7/31~8/2に開催されました。
そのハッカソンに去年参加していたZ Holdingsのアスクル、一休、PayPay、ZOZOテクノロジーズに加えてLINEの参加が決定し計6社での開催となりました。
今年は自分と同僚に加えて、LINEの方とチームを組み参加させていただきました。
この記事ではInternal Hack Dayに参加してきたレポートを書きます。

Internal Hack Day

去年と被るところが多いですが改めてInternal Hack Dayの説明をさせていただきます。
Internal Hack Dayはヤフー社内で毎年行われている社内向けのハッカソンイベントです。
チームを組んでテーマに沿った新しい機能やサービスのアイデアを出し合い、短い期間で作り上げて競い合うイベントとなっています。
チームは自社だけで組んでもいいですし、他社の方と組むことも可能です。

Internal Hack Dayのルールは以下の通りです。

  • 開発時間は24時間、9:00~21:00の2日間
  • プレゼン時間は90秒

去年はコロナウイルスの流行もあり、テーマが「新しい生活様式での課題解決」でした。
今年はZホールディングスの新しいシナジー送出がテーマです。
開発、発表は去年同様原則オンラインで行うことになっています。

ハッカソン向けに技術提供もあり、LINE CLOVEA OCRやLINE Messaging APIなど一部APIをハッカソン限定で無制限に使えるようにしていただきました。
今回僕たちは使いませんでしたが次機会があれば使ってみたいですね。

しかも今年はランチの提供があり自宅まで特性お弁当が届くというサービスがありより一層イベントっぽさが出るものとなっていました。(いい感じの弁当だったので写真撮っておけばよかったです)

みんなの避難経路

僕たちは「みんなの避難経路」というものを開発しました。

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これはどういうものかというと、災害時の避難所への最適な避難経路が分かる、というものです。
災害時に避難所に行くためにはいくつかの課題があります。

  • どこに避難すればいいのか
  • 水没しやすいところや封鎖されやすいところ、移動が大変なところなど迂回しなければいけない場所はどこか
  • 災害で通れなくなっているところがあるかも

こんな問題を解決したいと思って開発を行いました。

以下の国土交通省が提供している避難所データを元に災害種別に応じて近所の避難所をGoogleMap APIを使用して表示しています。
指定緊急避難場所CSVデータ 市町村別公開日・最終更新日・ダウンロード一覧|国土地理院
避難所までの経路はGoogleMap APIの経路探索APIで引いています。
そこから定期的に現在位置が記録されていき、それが別の同じ避難経路を指定したユーザーに見えるようになっています。
これによってどこが人の通った実績があり確実に通ることができる場所かを把握することができるようになります。
通常経路を他のユーザーが皆避けているようであれば、他のユーザーと同じように経路を変更するという選択が取れるようになります。
課題としては実際の経路自体はそこを考慮して経路変更を行えていないのでハッカソン内では間に合いませんでしたがここも対応したいところですね。

結び

年に1回のイベントで数少ないグループ内他社とのイベントでとても楽しかったです。
また何かやりたいですね。

ヤフーさんの方でも記事を上げているのでそちらもどうぞ https://techblog.yahoo.co.jp/entry/2021081830172653/