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一休レストランの事業領域を理解するのに役だった本3冊

一休レストランiOSアプリチームのマネージャーをしているninjinkunです。自分は半年前に一休に入社したのですが、元々外食は好きだったものの、飲食に関わるサービスに関わるのは初めてでした。

そこで自分でサービスを使ったり、営業同行をしてみたりしながら、自分なりに事業領域を理解しようと試行錯誤をしてきました。このエントリではその活動の一環として読んだ本の中から、参考になったものを紹介します。

Hot Pepperミラクル・ストーリー

Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

いきなり競合他社の本なのですが、まだ紙媒体だった頃のHot Pepperの話です。立ち上げから、全国展開してアクセルを踏んでいく経緯が事業責任者の視点で書かれています。

自分にとってこの本は、一休レストランの「営業」を理解するという意味で有益でした。飲食店の集客ニーズをくみ取って、そこにHot Pepperという広告媒体を提案しに行く話が具体的に書かれているのですが、ビジネスモデルは違えど一休の営業とも共通点は多いように思います。

他にも、できる営業を分析して、全員に展開していく様は勉強になりました。営業のトークを撮影してみんなで共有したり、社内でロールプレイングをやって営業力を他の社員に展開したり、営業ツールを作ったりと、全く門外漢で知らない手法だらけだったので面白く読めました。営業の活動を知りたい開発者にはおすすめだと思います。

ミシュラン

ミシュランガイド東京 2018

ミシュランガイド東京 2018

一休レストランはお値打ちなお店から高級なお店まで幅広いラインナップがありますが、やはり名店と言われるお店は社内での会話に良く出てきます(商品の文脈でも、プライベートで行ってみたいという文脈でも)。自分はそういった名店の知識がなかったので、定番のミシュランを買って勉強していました。掲載店が近所にあったりするのに気づくと、開拓する楽しみが増えます。

こちらはちょうど2018年版が出たところのようです。

東京カレンダー

東京カレンダー2018年1月号

東京カレンダー2018年1月号

雑誌です。最近は割とゲスめのコピーを採用していることで一部で話題ですが、自分がこの雑誌が優れていると思う点は「お店の利用シーン」を明確に提案している点にあります。

実際のお店を取り上げたデートや女性同士の飲み会、謎の男女の「お食事会」などが(相当誇張されている表現ではありますが)毎号たくさん載っており、飲食店を利用するイメージが湧きます。そして何より、この雑誌のターゲット層は一休レストランのユーザー層と丸かぶりしているのです。ネタだと思われそうですが、自分は最近東京カレンダーを参考にしてユーザーストーリーを考えました。

また、社内にもファンが多いようで、最近作られた社内Slackの #東京カレンダー はやたらと盛り上がっており、同僚とのコミュニケーションにも一役買っています。

おわりに

以上、一休レストランの事業領域を理解するのに役だった本たちでした。飲食店に関する本でおすすめがあれば教えていただけると嬉しいです。